喪女日記

喪女が周りの人間に言えないことを吐き出すためのブログ。のろけだの美容系だの喋りたい。

レッツライブ!!

今回は三連休をつかい、某バンドのライブへ行ってまいりました!!!!

 わりと紆余曲折ありライブへ誘ってもらったのですが、楽しかったー!!でもバレンタインは死んだ!(日程的に)

 というわけでまずは死んだバレンタインの話から始めます。

 

旅行前日、私はわりと一生懸命クッキーを作っていた。

何故か。それは2月11日、12日という日程で行われるデートで彼に何かしら手作りのものを渡したいという思いからであった!!!

しかしこれはバレンタインではない。バレンタインのためのお菓子作りではないのである。本来は11日に手作りの、凝ったバレンタインチョコを渡すつもりだったのだが、彼から「ごめん、その日ライブが関東であるから無理だった」とデートを断られたのである!

その後ライブいいな~という話のなかで「チケット余ってるけど一緒に行く?」と誘ってもらったのでこの日程で出掛けることになったのだが、そのときには「バレンタインデートは17日にしよう」という話になっていたので、私は市販のチョコを用意してしまっていたのである!!

17日に会えるならバレンタインチョコはその日でいいか。でもなんかせっかくだからお菓子作りたいな~クッキーでも焼くか~どうせだったら持っていこうかな~

そのような気持ちで私はクッキーを焼いていたのであった。

尚、遠征中のホテルで17日のデートの話を振ると「ごめん、17も18も仕事になった」とのことだったのでバレンタインデートは延期どころか中止なのである!!!あらすじおしまい!!!

 

まぁでもライブ自体はたのしみ。学生時代ずっと聴いていたバンドなのでめちゃめちゃ楽しみ!!!!

そう思いながら出来上がったクッキーをキャリーバッグに詰めて私は一人新幹線に乗りました!。(彼氏の実家が関東なので別の日程で向かった)

 

12時ごろに東京駅で待ち合わせ。なんかこういうのもたまにはいいな、と思いつつ合流。

東京駅でご飯を食べました。いつものごとく「ご飯は俺が出すよ」とのことで、スマートにお支払…うーっ、かっこいい!!と思いながらすごすごとお金を財布に戻す私…。いまだにこの瞬間どんな動きをしたらいいのか分からない…。ご飯食べ終わってから、出発前にトイレにいこう、となってトイレのなかで一息ついてから、お店に二人揃ってキャリーバッグ置いてきたことを思い出しました。慌てて出てから彼氏に「鞄!!」と言うと、「俺もトイレで思い出した!!」とのこと。似た者同士すぎてダメダメだー!

その後、二人とも大きな荷物を持っていたのでロッカーを探すことに。

 

彼「ホテルのある駅のロッカーに入れよう」

私「あいてるかな?」

彼「大丈夫でしょ、たぶん」

 

その時点ですでに1時くらいだったけど、まぁ関東出身の彼が言うことだから間違いはないのだろうかと。思って。黙ってついていきました。

いざホテルのある駅に着くと。ロッカー、全滅!!!どこ探してもない!!!できればそのままライブ会場へ行きたいので駅構内で探してみたけど、ない!!全部閉まってる!!

 

私「どうする?」

彼「会場まで持っていって会場付近のロッカーに入れる?」

私「えっ、無理じゃない?駅からホテル近いならもういっそホテルに預けに行った方がいいかもよ」

彼「うーーーん…いや、会場まで持っていこう!」

私「(まじか)」

 

いやでも関東出身の彼が言うことだから以下略

いざ会場付近の駅へ着くと!!!ロッカー、全滅!!そりゃそうだ!!!さらに会場近くのロッカーも全滅。そりゃそうだ!!!大荷物で物販に並び、写真撮影列に並び。このまま席に持っていってもまぁええけどね!という感じでした。

彼も申しわけなさそうにしてたし。「次からちゃんとホテルに預けに行こうね」と諭しておきました。そろそろオカンになりつつある私…

結局開場してから、会場の中のロッカーに即座に預けることで事なきを得ました。セーフ!!

 

ライブ自体はめちゃめちゃ楽しかったです!!昔から一度はライブに行きたいと思ってたけど機会がなかったバンドだったし。昔よく聴いてた曲もやってくれて楽しかった!

なんか、生まれてこのかた喪女やってきて、このバンドの曲聴いてた中高生の頃なんか、ほんとあまりにもオタクで、好きな人に声かける勇気もなくて、だらだら暮らしてて

なのに今ではこのバンドのライブに、なんか知らんけど彼氏と来てる。私の好きだったものが好きで、他にも趣味が合って、今のところ波長も合う私のことたくさん考えてくれる、そんな人と出会って付き合ってこんな遠いところまで来てる。

なんかその事実が不思議で、これほんとに現実なの?って思いました。夢見心地というか、もしかして夢なんじゃないの?みたいな。私すでに死んでて天国で見てる夢なんじゃないの??みたいな。

 

あっという間の三時間で、ため息をつきながらぼうっとしつつ彼と一緒に会場を後にしたのですが、やはりそこでも現実味がない。やっぱりこれ夢?今覚めるんじゃないの?みたいな。会場近くの施設の木がイルミネーションでライトアップされていて、余計に夢みたい。今目覚ましが鳴って起きたら私絶対自殺する。

しかし、外に出た瞬間襲ってきた寒さに頭が覚醒!!さみー!!!!!こ、こ、これは、夢じゃ、ない!!!!

 

私「さむいー!!」

彼「文句?」

私「ちゃう!!現状把握!!!寒いという現状を認識している!!!」

 

一気にロマンチックでセンチメンタルな気持ちが吹き飛びました!この幸せなのも寒いのもぜーんぶ現実!!

荷物があるのですぐに電車に乗り、ホテルに行くか~というところでなんと。ホテルが事前に言っていた駅と違うところにあることが発覚しました。

彼「えっまって…ごめん…だめじゃん俺…」

私「いやいや!今分かってよかったよ!!降りてからだと悲惨だったよ!!」

というか荷物もその駅に置いてたら危険だったかも!?危ないところでした。電車のなかで「何ていうところに泊まるの?」と確認してよかった。

駅からは彼氏のナビゲートで歩き。どこかでご飯食べようか~と言っていたのだけども、どんどん寂れたところへ向かっていく。結局周りにお店がないようなので、チェックインだけして近くのコンビニで晩御飯と朝御飯を買うことにしました。

彼「ごめんなんか…半端な位置にあるホテルとっちゃって…」

私「えっこんなもんでしょ!?部屋綺麗だったし、旅行きたって感じで楽しいよ!」

彼「ほんとな~、そう言ってくれるんだもんなぁ…(なんかしみじみと嬉しそう)」

というか、私としては彼と一緒にいるだけで幸せなので、場所とか時間とかなにするかとかどうでもいいのです。

 

ご飯を食べ終わるともう11時。お風呂にさっさと入ってしまおう!ということで、私から入らせてもらえることに。順番にお風呂に入って、彼氏がお風呂の間に必死でスキンケア終わらせてむくみとりのマッサージして。でもさすがに三時間新幹線で座りっぱなしのあと三時間ライブで立ちっぱなしの足なので完全には戻らず…。悲しい…。

お風呂から出ると、彼の好きなバラエティー番組が始まったので、なんかもう私そっちのけって感じ。さみしくなったのでベッドに寝転がっていると、番組が終わってから彼氏が隣に寝転んで「布団かぶろうか」って言ってきてくれました。

そう。そういえばこの部屋ダブルベッドだったんですよ…ダブルベッド…憧れのダブルベッド…

なのに真ん中でぎゅうぎゅうに抱きついて寝る謎の二人組…

前のお泊まりが確か二週間ほど前で、ちょうど私が生理になっちゃったんですよね。先週はお外デートでお泊まりなしだったし。イチャイチャしたい!!と思ってたんですけど、彼はもうすでにネムネムモード。抱きついても、くすぐってみても、笑いながら私の頭を撫でてくれるだけ。

こなくそー!と思い、彼の着てるジャージから見えてる胸元にちゅーしてみたり、首にちゅーしてみたりしたけど、「なにしてんの」と笑われるだけ。誘ってんの!!

まぁでも私も仕事と同じ時間に起床して1日動き回ったしすっかり疲れてるし。このままイチャイチャできないで起きてるだけなら寝るか…向こうもその気じゃないのに誘ったらうざがられるだけだろうし…。

二人でひっついていると、彼もほんとに半分寝ているような感じ。電気をつけっぱなしだったので、「つけたままでいいの?」と聞くと「もう寝るの?」とのこと。いや、君が寝にくいかと思って聞いたんだけど。

電気を消してもらって、二人でぎゅっとひっついたままで寝ました。これ、イチャイチャなしの状態だと生殺しすぎる~!!前はエッチなしにひっつける男性って素晴らしいなと思ってたけどこれはこれで!!焦らされてるー!!!結局悶々としてしまいちゃんとねむれず、一時間ほど寝ては起きるというのを一晩繰り返してしまいました。

 

朝はちょい早めに起床。のはずが、彼が全然動かない。「ねむい~」とか言いながら二度寝してる。この人朝苦手なのかしら?

私も一緒に横になったまま、またくすぐったりして遊んでたんですが、急に彼ががばっと起き上がって私の上に覆い被さってきて。ぎゅうっと抱き締めてから、ちゅ、と軽くだけ唇を合わせて。

彼「起きたてだからこんだけね。はい、ご飯食べよ」

ハァ~!!!私が寝起きチューの口臭と口内の細菌を危惧していることを覚えられているー!!!!!(ムードゼロ)(なお私は事前に起きて、もしもの寝起きチューに備えて歯磨き完了済み)

朝御飯を食べたあとも彼はごろごろ。私は化粧などに時間がかかるので、先に動き出しました。彼の前で着替えられないので先にルームウェアのままメイクだけ済ませて彼のところに戻ると、まだごろごろタイム中。私も横に寝転んでごろごろ。彼は「シャワーしたい」とか言いつつもいつまでも寝転んでいる。またぎゅっとされたので抱きしめ返していると、彼が上に覆い被さってきました。

なんというか。この覆い被さられるのってけっこうぐっときますよね…重みがこう、押し倒されているぞという感じがするというか…

ちょうど彼が私の胸に顔を押し付けるように抱きついていたので、耳が丸見え。いたずらを思い付いてしまったのでこれはやるしかない!

私「もうちょい上に来て」

彼「?うん(素直に来る)」

私「シャワー浴びるんだよね?」

彼「うん」

私「…じゃあ、ここ舐めてもいいよねぇ」

弱点を敵に晒すとは愚か者よ!焦らしぎみに舐めていくと、生娘のような声を出し始めたので私の中の嗜虐心とかいうものもふつふつと沸き立つわけです。やっぱりちょっとSなのかも?しばらく遊んでいると、足にちょっと反応したモノが当たるようになってきたり。

彼「もー!!」

彼も気がついたのか恥ずかしそうにまたぎゅってされました。かわいい!かわいすぎる!!!!わたしにモノがあったらすでに抱いてた!!!そのまま、また私の胸に顔を埋める彼。

彼「あのさー、昨日の晩さぁ」

私「うん」

彼「イチャイチャしたかったんだけどさぁ。久しぶりのお泊まりだし」

私「うん」

彼「でもさぁ、ここそういう場所じゃないからだめかなみたいな…感じに思って…しなかったの」

なんとまぁ、我慢してたのかい!あれで!めちゃめちゃ眠そうに見えましたけども!!そんな中、廊下から他の人たちが部屋を出ていく音が聞こえ始める。うわ、めっちゃ壁薄い…

 彼「駄目だよなぁ、だめだよ…うんうん、だめなことだよこれは」

とか言いつつ私の太ももに手を滑らせる彼。「どこさわってんのー」と笑ってみると、「だめだよねぇ」と彼。そりゃだめだよね。声聞こえちゃうかもしれないもんね。なんて、私もすっかり期待しているわけですが。

彼「……だめ?」

私「……だめ、じゃ、ない」

上目使いで聞くのはずるくない!?庇護欲煽られる~!!!!ママになっちゃう~!!!(ハァ?)

彼「外に聞こえちゃうから声我慢ね?」

はい!!!!!!シチュエーションCDきました!!!!

朝なので最後までは致してない(というか男性ってすると眠くなったりしちゃうのよね?)のですが、まぁ、もちゃもちゃしました。しあわせ。

 

さて、この日は秋葉原観光です!私も彼もオタク趣味があるのですが、特に私はラブライブが大好きなので聖地にいってみたかったのです!今更すぎるけど!

秋葉原の駅のコインロッカー(今日は早めだったのでちゃんと置けた!)に荷物を入れて、いざオタクの町へ!さっそく、劇中で大好きなキャラクターが巫女さんをしていた神社へ行きました。入り口の階段もそのままだー!!!彼氏が「(私の写った状態で)撮ってあげようか?」と聞いてくれたのですが、自分が写ったら作品の世界観が壊れるので遠慮しました。

彼と神社行くのは初詣以来ですね。日本神話モチーフのジャンルも通ってきたので神社大好きなのでめちゃめちゃたのしい。彼も楽しんでくれていてなによりです。絵馬も話に聞いていた通り、みんなイラスト描いてるー!これは私もやらねば!!絵描けないけど!

参拝の列に並んでいるときに彼がふと一言。

「あとであそこの売店で買い物してなにか食べよう」

!!!!!嬉しい!!!!(食べるの大好き)

食べ歩きしてくれる彼氏ほんと最高ですね…。いつも女の子と遊びに行くとみんな「お腹いっぱいだから~」って一緒に食べてくれないもんな…。

彼の方も、けっこう食べる私のこと気に入ってくれてるみたいですが。「お腹すいてる?」って聞いたときに毎回「うん」って言うところがいいらしい。常に腹の減ってる女みたいになってるな私…実際そうなんだけど…

 

境内の休憩場所で座って、二人でソフトクリームを食べることの、なんと幸せなことよ…。デートのソフトクリームって憧れじゃないですか??一口ずつ交換なんてしちゃって、ウフフ、ってかんじ。

そのあとは絵馬を描きました。彼は「ぜったいに書かない!」の一点張りだったので、しかたなく私だけ絵馬を購入。借りたペンで好きなキャラを描いているのを横から見ている彼。お世辞か本気か褒めてくれたんだけど、女オタクが描く最低限の絵だからね、ってかんじ…。

 

その後はお昼ご飯を食べて、秋葉原の街を歩きました!本当はメイドカフェへ行きたかったんだけど、彼あんまり乗り気ではなかったのかな??私がラブライブの話をするのを聞いて「アイドルとかも今まで興味出たことない」と言ってたので、そういうもんなのかなぁ。みたいな。まぁアイドルにどっぷりだとさすがに嫉妬しちゃうからそれはそれでよし。私自身も生身のアイドルそんなにのめり込むほど好きじゃないし。

秋葉原の街ってほんと、右を見ても左を見てもアニメ絵の看板があるじゃないですか。萌え系みたいな。

彼「俺こういう絵柄、可愛いとは思うけど好きではないんだよね」

私「え、そうなんだ」

彼「萌え系とか別に。でも好きだったらエロゲーとかどはまりしてたかもしんない」

私「それは危ないところだったね…」

彼、ほんとオタク趣味なのに、オタクオタクしてないというか…。女の子ウケしそうなものが好きなんですよね。それはそれで、Twitterとかで女の子の知り合い多いのでは!?!と不安になりますけど。話が合うのでたのしい。彼氏なのに、たまに友達みたいな感覚で話せるのがいいんですよね。

 

歩きながら、ふと入ったゲーセンでVRを発見!ずっと二人ともVRをしたがっていたので、この機会に行ってみよう、となりました。ちなみにラインナップは2つ。銃で撃つアクション系のやつと、某6つ子とお風呂に入るやつ。わっ…おそ松さんVR、やりたい…!!!4男と一緒にお風呂、入りたい…!!

少し前まで重度の夢女だったので、めちゃめちゃ惹かれるんだけど、だめだ!これ大阪でもあるからまた友達といこう!!と思っていたら彼が「おそ松やろうよ!」とのこと。まじかよ!!!!!

初VRがまさか彼氏と、しかもおそ松になるとは…。VRなので別ブースに座ってるんですけどね。いやはや。くだらなかったけど楽しかった。彼も「VR童貞をおそ松で卒業するとは…」と言ってたので面白かったです。

 

帰る予定までまだ時間があったので、池袋に移動することに。乙女ロードのあるところだ!!とテンションの上がる私。駅について歩いていると、どこかでイベントをしているのか、レイヤーさんたちが歩いていて、おおーっという感じになりました。秋葉原より雰囲気が安心する。ここがマイホームだって感じがする。人類みな兄弟。

サンシャイン60という展望台にいって、いろいろ楽しんできました。

子供向け?かわからないですけど、鏡を使ったブースなんかがあったので二人で「すごーい!」といいながら遊びまくったり。万華鏡が大量にあるブースでは、全ての覗き穴から見える万華鏡が違ってテンション爆あがり。

私「君、むこうから攻めて!私こっちから撮っていくから!全制覇しよ!(これ、カップルとして正解かな?)」

彼「わかった!」

しばらく真剣に撮っていると、彼が後ろから声をかけてきました。

彼「本気で全部撮るの?笑」

私「撮らないの!?」

どうやら全制覇したかったのは私だけのようで…。悲しみ…。コンプリートできていない状態で次の方へ進みました。そこにもVRがあったので体験。こっちの方が面白かった。笑

 

そのあとはてきとうにサンシャインシティをぶらついて、秋葉原に荷物を取りに帰ってから東京駅へ。新幹線のチケットにめっちゃ人が並んでいてひやっとしました!

自動券売機の方がすいていたのでそちらで購入。二人とも降りる駅が違うので自由席狙いです。

 

隣に座れないと意味がないので、必死に座れそうな新幹線探して走り回っていたとき。

彼「荷物重くない?持とうか!?」

私「余裕やからいける!!!!(軽々と荷物を持ち上げ階段をかけ上ったり降りたり)」

後で冷静になってから、もっとか弱い感じになればよかった……!!と後悔。

 

無事に予定していた頃の新幹線に乗ることができました。駅弁を食べながら、「旅行みたい!」と言ってしまって、「だから旅行だって」と笑われる私。うーん、幸せ。

二人とも疲れていたので口数も多くはなかったけど、無言でも一緒にいられるのが幸せですね。

 

さて、帰りの新幹線ですよ。私はすでに手持ちのお土産用紙袋の中に手作りクッキーを忍ばせているのですよ!

私「小腹すいたら言ってね」

彼「え、なになに?フリスクくれるの?(いつも私が持ち歩いている)」

私「フリスクでお腹膨らませたら胃がシューンなるやろ!ちゃうよ!」

彼「なに?龍角散?(たまたまその日持ち歩いていた)」

私「ちゃう!!!!!そんな食べたら致死量になるで!!!」

あほな会話をしていたら、彼が「そろそろ小腹がすいたかも」とのこと。満を持してあれを出すときがきたな!!

 

私「(紙袋から箱を取り出して)はい、どうぞ」

彼「…?これなに?」

私「クッキー」

彼「えっ!?なんで!?なにこれ!?(いつ買ってたの!?みたいな顔)」

買ったクッキーではないし、なにこれ?と言われると何かわからん。

私「なにかわからん…」

彼「なにか分からないもの出してるの!?なにこれ!?」

私「クッキーであることは確かなんだけど…まぁ食べなよ」

 

ひとまず一口彼に勧める。別にバレンタインではないので私も食べる。よかった、そこそこ美味しい。

混乱している彼に、冒頭のバレンタインの話をしました。話しながら、私、なんかから回ってるなぁと悲しくなってきたりしつつ。バレンタインって相手のことを思って準備するものだと思うんだけど、完全に自己満足だけで準備してるなぁ、とか思ったり。私だめなやつだなぁ…と思っていると、彼が突然「え!?!」と驚いて

彼「これ、手作りなの!???!!!」

私「うん、一応……」

彼「え!?気付かないで食べてたよ!!!えっ、待って、これ残り持って帰って食べていい!?」

私「え、いいけど……」

なんで???????箱に入れなおして大事そうに持って帰ってました。

翌日の朝御飯として消費されたらしい。うむ。なぜ。

 

そうこうしている間に、だんだん彼の降りる駅に近付いてきました。さみしいなぁ、もっと一緒にいたいなぁと思うと悲しくなってきたんですけど、でも仕方ないし…。

彼に甘えたくなったんですが、ここ新幹線だしあんまり甘えるのもなぁ…。肩に頭を寄せようとしたんですけど、周りも気になるし、肩に頭をつけては戻す、つけては戻すというなぞの動きをするはめに。

 

彼「なにそれ、頭突き?」

私「そう、頭突き。攻撃している」

彼「ふーん。別にいいのに、こうして(頭ぐいと引っ張られて肩に乗せられる)」

私「!???!!!??!」

 

う、う、うおおー!!!!!!!!!!!

か、かっこいいー!!!!!!!!!

あまりにも少女漫画すぎて言葉にならなかったです…。

それから、コートをお互いの膝にかけて、こっそり下で手を繋いだり。(輸送される容疑者スタイル)

 

ほんとにほんとに好きだな、と思いました。

 

帰り、彼が新幹線からおりてから

窓のむこうからちら、とこっちを見て

少し笑って手をふって去っていったんだけど

か、か、か……かっこいいー!!!!!!!!!全世界が惚れる~!!!!!!

 

なんだかんだ幸せな二日間でした。