喪女日記

喪女が周りの人間に言えないことを吐き出すためのブログ。のろけだの美容系だの喋りたい。

クリスマスデート

さっそくのろけ(?)。

 

今までクリスマスというものは友達か家族と過ごすものだった。

というか、二十代後半になるまで彼氏ができたことのない喪女だったため、むしろクリスマスになるとどこを歩いていても蕁麻疹が出て仕方なかった。

就職してからは、毎年同じく喪女の友人たちと予定を合わせ、ラブホテルの女子会プランを使って一晩中アニメだの、2.5次元ミュージカルだの、お気に入りのBL漫画だの、そういうものを見て過ごす、というのが恒例だった。

 

そんな私が彼氏と出会ったのは11月末でした。

また別件で記事を書きたいので詳しいことは省略するけど、いわゆる恋活とか、街コンとか言われている場に行った時に出会いました。

この時期になると意識するのがやっぱりクリスマス。

誘われた時は素直に嬉しかったです。

 

ところで、私は生まれてはじめて男性と過ごすクリスマスだったので、気合いをいれまくった。

服は当然、普段着ないようなタイプのワンピースを買ったし、彼へのプレゼントも入念なリサーチと周りへの遠回しな相談となんやかんやを経てしっかり考えた。(付き合う前の男性へのプレゼントだったので、結果として無難なものを選んだけど。)

 

一日中プレゼント持ち歩きたくないし、渡すのバレバレなのも嫌だったから、当日待ち合わせの一時間前に待ち合わせ場所に到着して、お別れするであろう場所周辺のコインロッカーにプレゼントを入れました。

余裕で時間あるからトイレでメイク直しもばっちり。

 

なんかもう、完璧じゃない?

私、スパダリ攻めじゃない?

という気分で、20分前に待ち合わせ場所にて待機。

近くのスタバで温かいものでも買うかと思ったけど、レジ前にめっちゃ並んでたので外で立ってました。

まぁ10分前くらいに着くだろ、まだ連絡もきてないし~なんて思いつつ、最後の鏡チェックして目薬さしてたら

 

彼「よ」

私「!????!!??!!!」

 

口半開きで目薬さしてたから、めちゃめちゃ間抜けな顔してたと思う。

どうやらすぐ近くで座ってたらしい。死にたかった。

 

デートは私が年間パス買うくらい好きな某テーマパークだったので、文句なしに楽しかった!

私、喪女の上にコミュ障だから、普段誰かと二人でテーマパークなんて来ないのね。

並ぶときの無言が辛すぎるから。

でも、不思議と彼といると話が弾んで、毎回えっ、もう1時間も経ってたの??って感じでした。

 

並んでるときは一切色気のある話は無しでした。

目の前のカップルが手を繋いだり、頭撫でてたり、肩に頭を乗せてたりするのを見て、あーあ、いいなーなんて思いつつ。

唯一、少し暗いところで「今日の髪型可愛い」と言ってもらえたくらいだったかなぁ。

まぁ当然だよね、私たち付き合ってないし…なんて思ってる間に時間はどんどん過ぎていきました。

 

今年のクリスマスイブは雨でしたね。

動かないアトラクションもあり、暗くなってきた頃に少し早めのご飯をとりました。

昼間の食べ歩きスイーツもだったんだけど、ここでも彼がご飯代を出してくれることに。

「ご飯代は出すから」と言われ、ついつい甘えちゃいました。

 

なんかよく「デートで男が払って当然と思ってる女はだめ!」とか、「全て割り勘にするべき!」とか聞くけど、

そして私も全力で彼とのデートを楽しんでるので、できたら負担になりたくなくて私もお金を出したいんだけど、

「奢ってあげたい」とか「かっこつけたい」とか思ってくれるのがめちゃめちゃ嬉しくて、ついついいつもありがたく奢られちゃいます。

あ、その分のお礼の意味でのクリスマスプレゼントだったんだけどね!

 

甘いもの好きな彼が注文のときにケーキも頼んでたので少しほほえましかったんだけど、

出てきたケーキ見て「二人で分けようと思ってたら想像してたより小さかった」としょんぼり言ってるの見て、ほんとに爆発するかと思った。萌えた。

スイーツ好き男子のかわいさと、私とわけっこするつもりだったのかよ??みたいな萌えとで一回死にました。

 

私、前述のとおりぽっちゃりなんです。嘘です。盛りました。普通にかなりのデブです。

彼はかなりの細身で、どこにご飯詰め込んでるの?ってかんじ。

そんな子が、もりもりご飯食べてから、美味しそうにスイーツ食べてるの見たら、萌える。

もはや興奮する。

スイーツ食べる男子フェチという、新たな性癖の扉を開きました。

可愛すぎて、何口かだけもらって、あとは彼の食べる様子を観察してしまった。喪女は思考がキモい。

 

ご飯を食べ終わると、すっかり外は真っ暗!そして、雨が本降りに…。

まぁ、雨なんて気にならないくらい楽しかったんですが、これじゃあ傘が邪魔で彼との距離ができちゃうなぁ、と少し寂しく思っていると。

彼がお店出てからしばらくして、「はい」と手を差し出してきた。

ええ、喪女ですので、飛び付くかのように思い切り掴みました。

つい握手みたいになっちゃったんだけど、呆れた感じに笑いながら、自然とお互いの指が絡む形に誘導される。

 

…ん?

こ、こ、これは、こ、恋人繋ぎ!??!!?!!

 

嬉しすぎてパニックになったけど、冷静な女を装いました。

 

私「嬉しい。でも、なんで急に?」

彼「んー、そろそろいいかなって」

 

恥ずかしがりやかー!?????!!???

暗い中キラキラ光るイルミネーション効果かー!??!!

めっちゃときめきました。

途中、建物に入るときに離してしまって、そこからしばらく繋いでもらえなかったので、

察してもらえるかなーと思いながら肘を引っ張ってみたけど反応無し。

 

私「ねえ(肘引っ張り)」

彼「なに?」

私「手」

彼「手がなに?」

 

ここでやっと、あっ、わざとかー!!!と気がつく恋愛初心者の喪女。

 照れつつ、意地を張る理由はないので素直に繋いでほしいと頼んだら繋いでもらえました。

そこから後は何も言わなくても自然とずっと繋いで歩いてくれて、幸せだった。

 

帰り、テーマパークの入り口で預けていたクリスマスプレゼントを渡したら、喜んで…というより、驚いて?くれました。

まさかクリスマスプレゼント貰うとは思ってなかったそう。

「ごめん、俺何も用意してない」と謝られましたが、別になにか欲しかったわけでもないので全然よし。

むしろその若干のズレが萌える。

そして無難なものにしておいて良かった。

 

本当は、その日告白されなかったら、プレゼントを渡しながら私から告白しようと思ってたんだけど、緊張しすぎて何も言えなくなっちゃいました。

だってクリスマスだよ。今日告白されなかったら、もはや一周回って脈無しじゃん。みたいな。

 

もじもじしていると、彼から最後に写真を撮ろう、という提案が。

テーマパーク入り口の名物の前で写真を撮ろうとしたのですが、夜なのでなかなか上手く自撮りできそうにもなく、

彼が近くにいた人に写真を頼んでくれました。

 

この人がまたサービス精神旺盛ないい人で、雨のなか傘もささずに写真を撮ってくれました。

ありがたい。

 

さぁ、いよいよ帰らないと、なんてときに、彼から話を切り出されました。

 

彼「あのさぁ、今日はさぁ」

私「う、うん(きたーーーーー!!!!!!!)」

彼「言いたいことがあって。2つ言いたいことあるんだけど」

 

2つ!???!!!????!

1つは確実に私が期待してたことだよね!??!

もう1つ、なに!??!!!

すでにいっぱいいっぱいだった喪女の頭は完全にパンクしました。

 

彼「実はね。俺、地元に帰ろうと思ってて」

 

彼の地元は新幹線で二時間程度の所。

急すぎて動けなくなりました。

 

春からずっと悩んでたらしいこと

ずっと言おうと思ってタイミングを逃していたこと

あと少ししか一緒にいられないなら、今後の遊ぶ予定も全部やめた方が私のためかな、ってこと

2つ目より先にこのことを言っておかなければならないこと

なんかいろいろ言ってくれたけど、実は頭真っ白でほとんど覚えてないや。

それで最後に

 

「だから、本当は2つ目も言おうとしてたけど、やっぱやめとく」

 

と言われました。

 

いやいやいやいやいやいや

多分2つ目が一番重要じゃない??

 ここは私も度胸決めないとだめだ。

と思ったので、意を決して私が決心してたことも言うことにしました。

でもその前に、やっぱり彼から切り出してもらいたいな。

 

私「私も言いたいことあったんだけど」

彼「うん…」

私「とりあえず君の2つ目の話聞いた後で言ってもいい?」

彼「え!?」

 

なんかめちゃめちゃ驚かれました。

そのまま関係終了すると思われてたのかな?

 

彼「付き合ってください」

私「…はい」

 

それが今日一番聞きたかったことだよー!!!!!

まぁ実はそのあとももじょもじょいろいろあったんだけど

てなわけで

(てなわけで?)

 

紆余曲折経て、なんとか

なんとか

脱喪女!!!!!!!!!!

 

スッキリ気分で「じゃ、帰ろうか」なんて言いながら歩き出そうとすると、彼が「ちょっと待って」と私を引きとめた。

 

彼「あのさぁ…」

私「うん?」

彼「キスしない?」

私「ここで!????!!!!(有名テーマパークの出入り口)(人が多い)(女子高生グループがすぐ隣で写真撮ってる)(コーナーで差をつけろ)」

彼「うん」

私「む、む、無理!!!!!!!!!!!!!!どっかあの、どっか行って、どっか、どこ?どこかあの、人がいない、あの(言いながら、テーマパーク出入り口なんだから人がいない所なんか近くにないだろと思った)」

彼「じゃー目閉じて」

私「ヒエーーーー!!(しかし目を閉じる)」

 

人生初キス

(まぁ初じゃないけど好きな人とするのは初)

恥ずかしすぎて、まっっっったく記憶がない。

 

明るいところで手を繋ぐのはだめなのに

人が多いところでのキスはオッケーなのか!??!!!

さすがに恥ずかしすぎてそのあと一切顔上げられませんでした。

 

そんな感じで

いまだクリスマスの幸せ気分に浸ったまま生きています。。。。。